湘南ビーチFM Radio 78.9MHz
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「Shonan Breeze〜ハイブリッドファン提供・FEELIN' GROOVY!」
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に出させていただいた記念に、個人制作したものです。
*6月26日(土)夜までの「限定公開」となります。
[曲紹介]

"Ponta De Areia"/Native Dancer
Wayne Shorter
ウェイン・ショーターが、
ブラジルの音楽家ミルトン・ナシメントをフィーチャーしたアルバム
「Native Dancer」(1975年)の冒頭に納められているこの曲は、
Ponta De Areia「砂浜の岬」というタイトルの意味の通り、
どことなく「海(潮風)と太陽の匂い」がします。
ただ実際は、ブラジルのミナス(山々に囲まれた内陸の地で、海がない)
に生きる人々の「心の内」を表現した作品のようで、
「今、岬にありて」という感じよりは、
遠い地に思いを馳せる「憧憬の念」のようなものがテーマの核となっています。
「ミナスの人はみな、心に海を...」というミルトン自身の言葉がありますが、
これを聴くと「人はみなそれぞれ、心に海を持っている...」と、
つい感慨に耽ってしまいます。

"Come rain or come shine"/Leaving Las Vegas (Soundtrack)
Don Henley
『休日の昼下がりに聴きたいミュージック』でまず思い浮かんだのが、
「真夏の夜のジャズ」というアメリカのドキュメンタリー映画で
アニタ・オデイが歌う"Sweet Georgia Brown"と”Tea for Two”でした。
(ジャズフィスティバルのまだ日の高い時間帯に登場し、
彼女らしいチャーミングなパフォーマンスで、徐々に観客を魅了していくシーン)
さてどうかな?と、彼女のレコードを聴いていたら、
アルバム「Cool Heat」に収録されている”Come rain or come shine”を聴いて、
あ、やっぱりこれだ!と思ったんですね。
ただ困ったことに、この曲であれば、他にも候補がたくさんあります。
なにしろビル・エヴァンスの超名盤!「Portrait in Jazz」の1曲目ですし、
しかもジャズに限らず、レイチャールズを始め、
R&B系のアレンジでも結構いいのが出てきます。
悩んだあげく、結局どれも違うかな?と思い始めたころ、
ふと浮かんだのが、俳優ニコラス・ケイジの顔でした(笑)
そう、1995年のアメリカ映画「リービング・ラスベガス」の中で、
この、ドン・ヘンリーが歌うCome rain〜が効果的に使われているんですね。
(ちょうど昼下がりのプールサイドで、主人公2人が愛し合うハイライトとも言えるシーン)
正直なところ、映画全体としては「うーん、どうかなあ?」って感じなのですが...
このワンシーンだけでも、見る価値があるような気がします。(ちょっとHだけど)
それにしても、素敵な休日の午後に、こんなしみじみ「いい声」で
「雨が降ろうが、陽が射そうが、愛しているよ」だなんて...
言われて(言って)みたいと思いませんか?(笑)
ちなみにこの曲は、
放送が6/20「父の日」ということもあり、
幼い頃から、良質な音楽に触れる機会をたくさん与えてくれた
我が「父親に」捧げたいとも思います!

"The Gypsy”/Little Girl Blue
Sweet Jazz Trio
元々はイギリス人が作詞・作曲し(1945年)
アメリカでインク・スポッツという歌手が流行らせたポピュラー曲です。
その後、多くのジャズミュージシャンが取り上げて
数々の名演奏が生まれていきますが、
素直に心を打つという意味でベストとも言えるのは、
やはりチャーリー・パーカーが「*ラヴァーマン・セッション」
で収録したものかと思います。
(*ヘロインの禁断症状で酒浸り...覚せい剤服用でなんとか臨んだスタジオセッション)
その後、レコード化(本人の意志に反して)された事で、
プロデューサーを延々恨み続けた、という話があるくらい
「演奏のでき」としては精彩を欠いているのですが...
この、全身から絞り出されたようなアルトサックスの音色には、
誰もが少なからず抱えている「心の底の悲しみ」のようなものまで表れて、
まさに最初のワンフレーズを聴いた瞬間から
「胸に迫るなにか」を感じます...
って、「Sweet Jazz Trio」はどうしたんだ!?って感じですね(笑)ごめんなさい。
彼らのレコードにはちょうど一年前、
「Half Notes+」(海辺の写真と音楽をブレンドさせた作品展)
の「楽曲セレクト」の際に出会いました。
特徴はやはり、コルネット、ベース、ギターという
ジャズトリオでは珍しい楽器編成のアンサンブルにあります。
(このアルバムは「with Strings」ですが)
常にゆったりとリラックスした演奏で、
雲の上を漂っているような、浮遊感あるサウンドが最大の魅力でしょうか。
このThe Gypsyを聴いていると、
それぞれの「音の粒」が、まるで天までとどけと宙に舞うようで、
「無数のしゃぼん玉がスーッと青空に溶けていく」そんなイメージが浮かんできます。
天才パーカーへの鎮魂歌?
勝手にそう解釈したりして(笑)
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